2016-09-01

佐々淳行、他


 4冊挫折。

「数独」を数学する 世界中を魅了するパズルの奥深い世界』ジェイソン・ローゼンハウス、ローラ・タールマン:小野木明恵〈おのき・あきえ〉訳(青土社、2014年)/青土社は本の作りはよいのだが、著者・訳者の略歴などがなく不親切な印象を拭えない。出版者の傲慢な姿勢を感じる。長い目で見れば経営が行き詰まってゆくことだろう。数独のルールを初めて知った。かなり難解。値段が高いのはカラー刷りとなっているためか。

百人一書 日本の書と中国の書』鈴木史楼〈すずき・しろう〉(新潮選書、1995年)/素人からすれば上手な字に見えない(笑)。文章を読んでもピンと来るものがない。

脳と自然と日本』養老孟司〈ようろう・たけし〉(白楊社、2001年)/講演を編んだもの。白楊社からは次に『手入れ文化と日本』が出ている。やはり順番で読むのが正しい。重複した内容が目立つ。何となく「引きこもり系の無頼」という渾名(あだな)を思いついた(笑)。

重要事件で振り返る戦後日本史 日本を揺るがしたあの事件の真相』佐々淳行〈さっさ・あつゆき〉(SB新書、2016年)/悪くはないのだが大人しい内容だ。佐々は菅沼と異なり、あまり裏事情を明かすような真似をせず、自身の体験を綴る。本書の後に菅沼光弘の『日本を貶めた戦後重大事件の裏側』を読むといい。

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